自己紹介・研究目的
令和5年度入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介
ナノ新機能物質科学専攻
令和5年度 大学院入学
吉川 和輝
ヨシカワ カズキ
多重散乱理論及びそれに基づいた数値計算プログラムを用いた、X線吸収スペクトル(X-ray Absorption Fine Structure: XAFS)に関する理論研究
理工学教育部ナノ新機能物質専攻 博士課程1年の吉川和輝です。
私は、多重散乱理論及びそれに基づいた数値計算プログラムを用いた、X線吸収スペクトル(X-ray Absorption Fine Structure: XAFS)に関する理論研究を行っています。
XAFSは高エネルギー領域において、吸収原子から放出した光電子波と隣接原子により散乱された光電子波の干渉に起因する振動構造を持ち、この振動を解析することにより物質の局所構造を得ることができます。しかしながら、原子が存在しない位置との干渉によって生じる振動(Atomic XAFS: AXAFS)が観測される場合があり、その起源に関していくつかの研究が行われていますが、未だ解明されていません。
本研究では、理論モデルの構築、及びフルポテンシャル多重散乱計算により、AXAFSの起源を解明し、物質の原子レベルでのミクロスコピックな構造をより正確に決定するための新たなXAFSの解析手法を提案することを目指しています。(旧フェローシップ事業採択学生)
私は、多重散乱理論及びそれに基づいた数値計算プログラムを用いた、X線吸収スペクトル(X-ray Absorption Fine Structure: XAFS)に関する理論研究を行っています。
XAFSは高エネルギー領域において、吸収原子から放出した光電子波と隣接原子により散乱された光電子波の干渉に起因する振動構造を持ち、この振動を解析することにより物質の局所構造を得ることができます。しかしながら、原子が存在しない位置との干渉によって生じる振動(Atomic XAFS: AXAFS)が観測される場合があり、その起源に関していくつかの研究が行われていますが、未だ解明されていません。
本研究では、理論モデルの構築、及びフルポテンシャル多重散乱計算により、AXAFSの起源を解明し、物質の原子レベルでのミクロスコピックな構造をより正確に決定するための新たなXAFSの解析手法を提案することを目指しています。(旧フェローシップ事業採択学生)