SPRING学生・藤原克斗さんの研究成果
【シロアリの社会性の起源とカースト経路の多様化を支えるゲノムの特徴を解明】
富山大学学術研究部理学系の前川清人准教授と大学院理工学教育部の藤原克斗氏(現 産業技術総合研究所バイオものづくり研究センター博士研究員)らの研究グループは,慶應義塾大学の林良信講師,国立遺伝学研究所の豊田敦特任教授,玉川大学の宮崎智史教授,シドニー大学のNathan Lo教授らと共同で,シロアリの社会性の進化をもたらしたゲノム上の変化を突き止めました。研究グループは,次世代DNAシーケンサー(大規模塩基配列解読装置)を用いて高精度なゲノム情報を解読し,網羅的な遺伝子発現解析を行うことで,ゴキブリ様の祖先群から進化した際に遺伝子重複が重要だったことと,シロアリのカースト分化経路が多様化した際に発現パターンの顕著な変化があったことを明らかにしました。
本研究成果は,「Molecular Biology and Evolution」に2025年11月3日(月)(日本時間)に掲載されました。
プレスリリース記事:https://www.u-toyama.ac.jp/news-press/125212/
DOI:https://doi.org/10.1093/molbev/msaf284
- 2025/11/27 (木)
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