自己紹介・研究目的
令和7年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介

サスティナブル地球環境学プログラム
令和7年4月 大学院入学
上好 慧
ウエヨシ ケイ
対流結合赤道波の波と対流の結合メカニズムに関する研究
理工学研究科理工学専攻サステイナブル地球環境学プログラム所属の上好慧です。私の研究目的は、熱帯降水を駆動する大気波動は一体全体どのように維持・発達しているのか?――という問いに答えることです。
熱帯域の降水は地球全体の約7割を占め、降水活動に伴う加熱の影響は、大気循環を変化させて世界の気象に波及します。しかし、こうした熱帯降水の再現は数値モデルにとって依然として困難です。とりわけ熱帯では、中緯度に見られる温帯低気圧や前線に代わり、「対流結合赤道波(CCEWs)」と呼ばれる波動が降水に寄与していますが、その発達の鍵となる対流との関係は未だ解明途上です。私は、衛星観測や再解析データを活用し、従来単純に扱われてきた対流結合赤道波を、大気重力波の特性や時空間スペクトルから再評価しています。これにより、波と対流との結合メカニズムをスケールの視点から理解し、熱帯降水の再現性向上に貢献することを目指しています。
熱帯域の降水は地球全体の約7割を占め、降水活動に伴う加熱の影響は、大気循環を変化させて世界の気象に波及します。しかし、こうした熱帯降水の再現は数値モデルにとって依然として困難です。とりわけ熱帯では、中緯度に見られる温帯低気圧や前線に代わり、「対流結合赤道波(CCEWs)」と呼ばれる波動が降水に寄与していますが、その発達の鍵となる対流との関係は未だ解明途上です。私は、衛星観測や再解析データを活用し、従来単純に扱われてきた対流結合赤道波を、大気重力波の特性や時空間スペクトルから再評価しています。これにより、波と対流との結合メカニズムをスケールの視点から理解し、熱帯降水の再現性向上に貢献することを目指しています。
