自己紹介・研究目的
令和7年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介

先端薬科学プログラム
令和7年4月 大学院入学
北村 文乃
キタムラ フミノ
アンドラスチン類および類縁体の網羅的全合成と高活性FTase阻害剤への展開
総合医薬学研究科先端薬科学プログラム博士後期課程1年の北村文乃です。
私は、抗がん作用を持つ天然物であるアンドラスチン類をモデルとした誘導体の合成とアンドラスチン類の全合成研究に取り組んでいます。
アンドラスチン類は天然物としては珍しいcis-CD縮環型ステロイド骨格を有し、FTaseを阻害することで抗がん活性を示すことが報告されています。しかし、特異な骨格を有するため、アンドラスチン類の全合成例は1報のみであり、誘導体合成についての報告例もほとんどありません。
そこで私は、アンドラスチン類及びその誘導体を合成し、そのFTase阻害活性を評価することとしました。本研究では、合成した各誘導体のFTase阻害活性の評価とシミュレーション解析を組み合わせた、実験と理論の協奏的な構造活性相関研究を行い、誘導体構造の最適化、リデザイン、再合成の3つの流れを繰り返し行うことで、アンドラスチン類を基盤としたより強力なFTase阻害剤の創出を目指します。
私は、抗がん作用を持つ天然物であるアンドラスチン類をモデルとした誘導体の合成とアンドラスチン類の全合成研究に取り組んでいます。
アンドラスチン類は天然物としては珍しいcis-CD縮環型ステロイド骨格を有し、FTaseを阻害することで抗がん活性を示すことが報告されています。しかし、特異な骨格を有するため、アンドラスチン類の全合成例は1報のみであり、誘導体合成についての報告例もほとんどありません。
そこで私は、アンドラスチン類及びその誘導体を合成し、そのFTase阻害活性を評価することとしました。本研究では、合成した各誘導体のFTase阻害活性の評価とシミュレーション解析を組み合わせた、実験と理論の協奏的な構造活性相関研究を行い、誘導体構造の最適化、リデザイン、再合成の3つの流れを繰り返し行うことで、アンドラスチン類を基盤としたより強力なFTase阻害剤の創出を目指します。
