自己紹介・研究目的
令和8年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介
先端薬科学プログラム
令和8年4月 大学院入学
小澤 勇介
オザワ ユウスケ
Bispecific OX40 リガンド—IL-2 融合タンパク質による T 細胞免疫制御機構
富山大学大学院総合医薬学研究科先端薬科学プログラムの小澤勇介です。私は、効率的に T 細胞の機能を制御できる分子の創製を目的として研究しています。抗原で活性化した T 細胞に発現する腫瘍壊死因子 (TNF) 受容体 OX40 から誘導されるシグナルは、記憶 T 細胞の産生に寄与します。また、IL-2 受容体は、T 細胞の増殖を誘導します。これらの分子は、相互に機能調節し合う分子であり、生存、増殖、分化など T 細胞の機能調節に不可欠な分子です。そうしたことから、これらの分子をターゲットとして様々な薬剤の開発がされてきましたが、従来の OX40 のアゴニスト抗体や IL-2 製剤は、効果が限定的なため、新たな研究展開が求められています。そこで、OX40 と IL-2 受容体を同時に刺激することで効率的な T 細胞機能の制御が可能になると考えました。これを可能にするタンパク質を独自に設計し、このタンパク質の効率的な T 細胞制御能を明らかにすることで、新たな免疫療法の開発に資する研究を展開します。