自己紹介・研究目的
令和7年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介

臨床薬学プログラム
令和7年4月 大学院入学
山下 息吹
ヤマシタ イブキ
液-液相分離液滴の物性制御技術の開発と薬物キャリアへの応用
総合医薬学研究科臨床薬学プログラムに所属している山下息吹です。私は、ペプチドの液-液相分離(LLPS)について研究を行っています。LLPSとは、タンパク質や核酸などの分子が分子間で多点的に相互作用することで、分子が濃縮された相と希薄な相に分離する現象です。LLPSによって形成される液滴(濃縮相)は、液滴と親和性がある分子を液滴内に濃縮することができるため、ドラッグデリバリーシステムのキャリアとして注目されています。
私はこれまでの研究でLLPSを起こすモデルペプチドRD9を開発し、RD9を化学修飾(PEG化、アルキル化)することで液滴の分散安定性の向上や疎水性分子の取り込み能の向上を達成しました。博士課程では、アミノ酸配列の改変や化学修飾により、さらに液滴の物性制御を行うことで生細胞へのRD9液滴の送達を実現したいと考えています。
私はこれまでの研究でLLPSを起こすモデルペプチドRD9を開発し、RD9を化学修飾(PEG化、アルキル化)することで液滴の分散安定性の向上や疎水性分子の取り込み能の向上を達成しました。博士課程では、アミノ酸配列の改変や化学修飾により、さらに液滴の物性制御を行うことで生細胞へのRD9液滴の送達を実現したいと考えています。
