自己紹介・研究目的
令和7年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介

サスティナブル地球環境学プログラム
令和7年4月 大学院入学
藤見 唯衣
フジミ ユイ
Mg/Ca比有孔虫個別個体分析を用いた過去2万年間の黒潮大蛇行の発生頻度解析
富山大学理工学研究科サスティナブル地球環境学プログラムの藤見唯衣です。私は、海洋堆積物中の浮遊性有孔虫が形成する炭酸カルシウム殻の微量金属を分析し、過去の海洋環境の復元に取り組んでいます。
特に、浮遊性有孔虫殻のMg/Ca比を個体ごとに分析する手法を用いて、各層準における堆積期間中の海表水温の頻度分布を復元しています。さらに、この水温頻度分布の解析により、「黒潮大蛇行」と呼ばれる海洋現象の解明を試みています。
黒潮大蛇行は、黒潮が紀伊半島沖で大きく南に蛇行する現象であり、流路の変化は周辺の海水温に影響を与え、水産資源の漁獲量や漁場の変化を引き起こすため注目されています。しかし、観測記録以前の黒潮大蛇行の発生については、明らかになっていません。
過去の黒潮の挙動を明らかにすることは、将来的な黒潮大蛇行の発生予測に貢献できると考えています。これは、水産業への影響や防災の観点からも、重要な課題です。
特に、浮遊性有孔虫殻のMg/Ca比を個体ごとに分析する手法を用いて、各層準における堆積期間中の海表水温の頻度分布を復元しています。さらに、この水温頻度分布の解析により、「黒潮大蛇行」と呼ばれる海洋現象の解明を試みています。
黒潮大蛇行は、黒潮が紀伊半島沖で大きく南に蛇行する現象であり、流路の変化は周辺の海水温に影響を与え、水産資源の漁獲量や漁場の変化を引き起こすため注目されています。しかし、観測記録以前の黒潮大蛇行の発生については、明らかになっていません。
過去の黒潮の挙動を明らかにすることは、将来的な黒潮大蛇行の発生予測に貢献できると考えています。これは、水産業への影響や防災の観点からも、重要な課題です。
