自己紹介・研究目的
令和7年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介

先進工学プログラム
令和7年4月 大学院入学
邱 昱
キュウ イク
ASR損傷を受けた土中構造物の経年劣化対策および耐震性能評価に関する研究
富山大学大学院理工学研究科先進工学プログラム、博士後期課程1年の邱 昱です。私は、アルカリシリカ反応(ASR)によって劣化した土中構造物に対する、経年劣化対策および耐震性能の評価を研究しています。
土中構造物では、日常点検で内部の状態を確認することが難しく、ASR劣化の発見が困難です。従来のASR対策には掘削が必要であり、施工コストが高く、また劣化が発生した後でなければ適用できない。そのため、劣化が構造性能に深刻な影響を与える可能性がある。
本研究では、土中にあって点検ができない部材にASRが生じているかどうか、生じている場合はどの程度の損傷が生じているのかを推定する方法を開発し、次にASRがフーチングの耐荷機構や耐荷力等はどのように変化するのかを推定する方法を開発します。さらに、ゴム混合コンクリートおよび含浸材混入法といった新しいASR対策に着目し、劣化抑制効果および力学特性を材料試験と数値解析により評価します。これらの結果を踏まえ、最終的に新対策をフーチングに適用した際の耐震性能の改善効果を検証し、合理的な維持管理手法の構築を目指します。
土中構造物では、日常点検で内部の状態を確認することが難しく、ASR劣化の発見が困難です。従来のASR対策には掘削が必要であり、施工コストが高く、また劣化が発生した後でなければ適用できない。そのため、劣化が構造性能に深刻な影響を与える可能性がある。
本研究では、土中にあって点検ができない部材にASRが生じているかどうか、生じている場合はどの程度の損傷が生じているのかを推定する方法を開発し、次にASRがフーチングの耐荷機構や耐荷力等はどのように変化するのかを推定する方法を開発します。さらに、ゴム混合コンクリートおよび含浸材混入法といった新しいASR対策に着目し、劣化抑制効果および力学特性を材料試験と数値解析により評価します。これらの結果を踏まえ、最終的に新対策をフーチングに適用した際の耐震性能の改善効果を検証し、合理的な維持管理手法の構築を目指します。
