自己紹介・研究目的
令和5年度修了/ ■SPRING事業 採択学生紹介
生命・臨床医学専攻
令和5年度 大学院入学
井上 真理子
イノウエ マリコ
遅延価値割引課題におけるノイズデータの実態と背景
医学薬学教育部 公衆衛生学講座 井上真理子です。
私の専門は心理学で、その中でも遅延価値割引課題を用いた研究に着目しています。遅延価値割引とは、遅延によって生じる主観的な報酬の価値の低下を意味し、その低下率から衝動性を測定する課題です。遅延価値割引課題の課題点として、ノイズデータが出現しやすいことが報告さていますが、ノイズデータが生じる背景やメカニズムについては明らかにされていませんでした。私は、このノイズデータにこそ他の動物には見られない重要な人の心理メカニズムが存在すると仮定して研究を進めています。
心理学は、医学や経済学など様々な領域と関連があり、分野が複雑化・専門分化しているからこそ専門性を高めると共に知識を広げることも重要であると考えます。現在、遅延価値割引課題研究に加え、スマートフォンの主観的使用時間と客観的使用時間のズレに着目した研究、約10万組の母子を対象にしたエコチル調査などにも積極的に取り組んでいます。
私の専門は心理学で、その中でも遅延価値割引課題を用いた研究に着目しています。遅延価値割引とは、遅延によって生じる主観的な報酬の価値の低下を意味し、その低下率から衝動性を測定する課題です。遅延価値割引課題の課題点として、ノイズデータが出現しやすいことが報告さていますが、ノイズデータが生じる背景やメカニズムについては明らかにされていませんでした。私は、このノイズデータにこそ他の動物には見られない重要な人の心理メカニズムが存在すると仮定して研究を進めています。
心理学は、医学や経済学など様々な領域と関連があり、分野が複雑化・専門分化しているからこそ専門性を高めると共に知識を広げることも重要であると考えます。現在、遅延価値割引課題研究に加え、スマートフォンの主観的使用時間と客観的使用時間のズレに着目した研究、約10万組の母子を対象にしたエコチル調査などにも積極的に取り組んでいます。