自己紹介・研究目的
令和5年度入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介
薬科学専攻
令和5年度 大学院入学
影山 哲平
カゲヤマ テッペイ
人工二重膜再構成系を用いたヒトTMEM16Fの単分子機能解析
大学院 医学薬学教育部 博士後期課程 薬科学専攻1年、薬分野の影山哲平です。
私はイオンとリン脂質の両方を運ぶ膜輸送体について研究しています。細胞機能の維持には、膜を介したイオン環境や脂質二重膜のリン脂質環境の非対称性分布を厳密に制御することが不可欠です。
さて、このイオンとリン脂質の両方の輸送を単独で担うユニークな分子が本研究で着目した、膜輸送タンパク質「TMEM16F」です。私は、TMEM16Fについて2つの大きな疑問を持っています。1つ目の疑問は、大きさも、形も、性質も全く異なる両基質を、1つの分子がどのようにして輸送しているのかという点です。もう一つの疑問は、イオンまたはリン脂質それぞれの輸送体ではなく、1つのタンパク質で両基質の輸送を達成する意義は何なのかという点です。
これらの疑問を解決し、TMEM16Fの唯一無二の輸送メカニズムと生理機能を明らかにするため、本研究ではタンパク質1分子というナノレベルでの挙動や構造を捉える、革新的な機能解析に挑戦します。(旧フェローシップ事業採択学生)
私はイオンとリン脂質の両方を運ぶ膜輸送体について研究しています。細胞機能の維持には、膜を介したイオン環境や脂質二重膜のリン脂質環境の非対称性分布を厳密に制御することが不可欠です。
さて、このイオンとリン脂質の両方の輸送を単独で担うユニークな分子が本研究で着目した、膜輸送タンパク質「TMEM16F」です。私は、TMEM16Fについて2つの大きな疑問を持っています。1つ目の疑問は、大きさも、形も、性質も全く異なる両基質を、1つの分子がどのようにして輸送しているのかという点です。もう一つの疑問は、イオンまたはリン脂質それぞれの輸送体ではなく、1つのタンパク質で両基質の輸送を達成する意義は何なのかという点です。
これらの疑問を解決し、TMEM16Fの唯一無二の輸送メカニズムと生理機能を明らかにするため、本研究ではタンパク質1分子というナノレベルでの挙動や構造を捉える、革新的な機能解析に挑戦します。(旧フェローシップ事業採択学生)