自己紹介・研究目的
令和5年度修了/ ■SPRING事業 採択学生紹介
ナノ新機能物質科学専攻
令和5年度 大学院入学
呂 信文
ロ シンブン
トリアリールフェノキシル部位を複数もつ分子の固化挙動
理工学教育部博士課程ナノ新機能物質科学専攻の呂信文です。
アモルファス(非晶質)固体は、結晶にはない特性を持つことから、基礎応用両面から注目されている。中でも分子からなるアモルファス固体は、アモルファス金属に比べて軽量、耐食性といった点で優れているため、研究の発展が望まれている。
私の所属する研究室では、図のような2量化平衡をもつフェノキシルラジカル分子1Mが容易にアモルファス固体Ⅰaを与えることが報告している。この知見に基づき私は、フェノキシルラジカル部位を複数もつ分子2Mを合成し、そのアモルファス固化挙動を調べている。2Mからなるアモルファス固体は、Ⅰaと比べてより多くのフェノキシルラジカル部位をもつために、スピン間の相互作用による新しい固体磁気物性が発現することが期待される。
アモルファス(非晶質)固体は、結晶にはない特性を持つことから、基礎応用両面から注目されている。中でも分子からなるアモルファス固体は、アモルファス金属に比べて軽量、耐食性といった点で優れているため、研究の発展が望まれている。
私の所属する研究室では、図のような2量化平衡をもつフェノキシルラジカル分子1Mが容易にアモルファス固体Ⅰaを与えることが報告している。この知見に基づき私は、フェノキシルラジカル部位を複数もつ分子2Mを合成し、そのアモルファス固化挙動を調べている。2Mからなるアモルファス固体は、Ⅰaと比べてより多くのフェノキシルラジカル部位をもつために、スピン間の相互作用による新しい固体磁気物性が発現することが期待される。