自己紹介・研究目的
令和4年度修了/ ■SPRING事業 採択学生紹介
地球生命環境科学専攻
令和4年度 大学院入学
野口 忠輝
ノグチ タダテル
大気由来微量元素の供給と海洋表層基礎生産に着目した空間的、時間的な大気海洋間の物質輸送像の解明
理工学教育部博士課程 地球生命環境科学専攻の野口忠輝です。
私は「大気中微粒子(エアロゾル)が海洋表層基礎(植物プランクトン)に与える影響評価」を大きなテーマとして研究しています。
海洋植物プランクトンは全球におけるCO2吸収量の約半分を担っているという試算もあり、海洋環境や地球環境に大きな影響力を持っています。海洋のCO2吸収固定の把握や推測のためにも植物プランクトンを支える栄養塩供給の把握は急務であります。栄養塩の供給は外洋では鉛直混合や乱流による海洋深層からが主であると考えられてきましたが、近年ではエアロゾル等(PM2.5、黄砂)による大気由来栄養塩の供給が重要視されています。そこで本研究では洋上エアロゾル採取や立山での積雪調査を通して、亜熱帯から亜寒帯を網羅した日本周辺海域でのエアロゾル輸送状況と海洋表層基礎生産への影響評価を目的として研究を行っています。
私は「大気中微粒子(エアロゾル)が海洋表層基礎(植物プランクトン)に与える影響評価」を大きなテーマとして研究しています。
海洋植物プランクトンは全球におけるCO2吸収量の約半分を担っているという試算もあり、海洋環境や地球環境に大きな影響力を持っています。海洋のCO2吸収固定の把握や推測のためにも植物プランクトンを支える栄養塩供給の把握は急務であります。栄養塩の供給は外洋では鉛直混合や乱流による海洋深層からが主であると考えられてきましたが、近年ではエアロゾル等(PM2.5、黄砂)による大気由来栄養塩の供給が重要視されています。そこで本研究では洋上エアロゾル採取や立山での積雪調査を通して、亜熱帯から亜寒帯を網羅した日本周辺海域でのエアロゾル輸送状況と海洋表層基礎生産への影響評価を目的として研究を行っています。