自己紹介・研究目的
令和4年度修了/ ■SPRING事業 採択学生紹介
薬科学専攻
令和4年度 大学院入学
桶川 晃
オケカワ アキラ
ペリサイト細胞内代謝リプログラミングによる肥満病態形成機構の解明
富山大学大学院医学薬学教育部薬科学専攻 博士後期課程3年の桶川晃です。
私は生活習慣病とその合併症であるがんや神経変性疾患の病態基盤として重要な肥満の新規治療法の創出に向け、ペリサイト(周皮細胞)の細胞内代謝プログラム変化が肥満病態形成に与える影響を解析しています。
ペリサイトは組織の微小血管を被覆するように存在し、生理学的に血管機能恒常性の維持に重要な役割を果たしています。近年、ペリサイトは①液性因子の分泌を介して免疫機能を調節することや、②自己再生能力・多分化能力をもち多能性幹細胞としての役割を果たすことが明らかになっています。肥満病態では糖・脂質代謝が大きく変化し、ミトコンドリア障害や酸化ストレスなどの細胞内代謝ストレスを伴うことから、ペリサイトの代謝プログラムに着目し、肥満病態でエネルギー代謝が障害される分子機構を研究しています。
私は生活習慣病とその合併症であるがんや神経変性疾患の病態基盤として重要な肥満の新規治療法の創出に向け、ペリサイト(周皮細胞)の細胞内代謝プログラム変化が肥満病態形成に与える影響を解析しています。
ペリサイトは組織の微小血管を被覆するように存在し、生理学的に血管機能恒常性の維持に重要な役割を果たしています。近年、ペリサイトは①液性因子の分泌を介して免疫機能を調節することや、②自己再生能力・多分化能力をもち多能性幹細胞としての役割を果たすことが明らかになっています。肥満病態では糖・脂質代謝が大きく変化し、ミトコンドリア障害や酸化ストレスなどの細胞内代謝ストレスを伴うことから、ペリサイトの代謝プログラムに着目し、肥満病態でエネルギー代謝が障害される分子機構を研究しています。