自己紹介・研究目的
令和5年度入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介
新エネルギー科学専攻
令和5年度 大学院入学
大澤 周平
オオザワ シュウヘイ
ヒッグスポテンシャルの拡張可能性についての加速器実験・重力波観測による検証
理工学教育部(博士課程)新エネルギー科学専攻 理論物理学研究室所属の大澤周平です。素粒子物理学の理論研究をしています。特にヒッグス粒子に関する物理を研究しています。
2012年の大型ハドロン衝突型加速器実験によるヒッグス粒子の発見により素粒子物理学の標準理論が完成しました。この理論は素粒子の性質や相互作用を正確に説明しますが、宇宙の粒子反粒子非対称性など未解決問題も残されています。これらの問題に対する鍵として期待されているのがヒッグス粒子の物理学です。ヒッグス粒子に関するラグランジアンを標準理論から拡張することで問題が解決できる可能性がありますが、様々な拡張ヒッグス模型の提案が乱立しておりその選別が急務となっています。本研究はヒッグスポテンシャルの形状が模型毎に異なることに注目し、将来実験を想定して模型の選別指針を与えます。
2012年の大型ハドロン衝突型加速器実験によるヒッグス粒子の発見により素粒子物理学の標準理論が完成しました。この理論は素粒子の性質や相互作用を正確に説明しますが、宇宙の粒子反粒子非対称性など未解決問題も残されています。これらの問題に対する鍵として期待されているのがヒッグス粒子の物理学です。ヒッグス粒子に関するラグランジアンを標準理論から拡張することで問題が解決できる可能性がありますが、様々な拡張ヒッグス模型の提案が乱立しておりその選別が急務となっています。本研究はヒッグスポテンシャルの形状が模型毎に異なることに注目し、将来実験を想定して模型の選別指針を与えます。