自己紹介・研究目的
令和5年度入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介
生体情報システム科学専攻
令和5年度 大学院入学
田母神 さくら
タモガミ サクラ
昼行性げっ歯類を用いた季節性感情障害モデル確立と発症機構の解明
生命融合科学教育部生体情報システム科学専攻の田母神さくらです。
私は季節性感情障害(SAD)発症機構の解明を目指しています。SADは冬季うつ病ともよばれ、毎年秋から冬にかけて抑うつ症状に加え、過眠が出現することが特徴の気分障害です。その原因として日照時間・照度不足や体内時計の乱れがあげられます。これまでの研究の多くは夜行性動物であるマウスで行われており、この結果を昼行性であるヒトに当てはめることができるかは、長らく議論されてきました。そこで、私達は、ヒトのSADに見られる症状により適合する行動を示す昼行性げっ歯類のナイルグラスラット(Arvicanthis niloticus)に注目しています。ナイルグラスラットを照明照度や波長の異なる光環境で飼育し、睡眠覚醒解析や脳内の神経細胞の活動性を評価することで、照明環境がSADの発症や睡眠覚醒に影響を及ぼす脳内メカニズムの解明を目指しています。
私は季節性感情障害(SAD)発症機構の解明を目指しています。SADは冬季うつ病ともよばれ、毎年秋から冬にかけて抑うつ症状に加え、過眠が出現することが特徴の気分障害です。その原因として日照時間・照度不足や体内時計の乱れがあげられます。これまでの研究の多くは夜行性動物であるマウスで行われており、この結果を昼行性であるヒトに当てはめることができるかは、長らく議論されてきました。そこで、私達は、ヒトのSADに見られる症状により適合する行動を示す昼行性げっ歯類のナイルグラスラット(Arvicanthis niloticus)に注目しています。ナイルグラスラットを照明照度や波長の異なる光環境で飼育し、睡眠覚醒解析や脳内の神経細胞の活動性を評価することで、照明環境がSADの発症や睡眠覚醒に影響を及ぼす脳内メカニズムの解明を目指しています。