自己紹介・研究目的
令和4年度修了/ ■SPRING事業 採択学生紹介
薬科学専攻
令和4年度 大学院入学
棚谷 綾介
タナヤ リョウスケ
ハイブリッド合成生物学を駆使した非天然型新規カンナビノイドの創出と生物活性の解明
医学薬学教育部 薬科学専攻 博士後期課程3年の棚谷綾介です。
私は現在、大麻が生産するカンナビノイドの生合成研究に取り組んでおり、特に“天然には存在しない新規カンナビノイドの物質生産”を推進しています。
カンナビノイドは3ステップの反応を経て生合成されますが、私は特に2ステップ目の反応を触媒するprenyltransferase(プレニル基転移酵素:PT)に着目し研究を行っています。PTによって化学修飾された化合物は、その活性が飛躍的に上昇することが知られています。私はこれまでの研究で、大麻PTが新規化合物を合成する驚異的な触媒能力を有することを見出しました。
近年、欧米各国では医療用カンナビノイドが承認され始めています。本研究により新規カンナビノイドの効率的な生産法が確立できれば、医療用カンナビノイドの安定的な供給が実現するだけでなく、新たな治療薬の開発にも繋がることが期待されます。
私は現在、大麻が生産するカンナビノイドの生合成研究に取り組んでおり、特に“天然には存在しない新規カンナビノイドの物質生産”を推進しています。
カンナビノイドは3ステップの反応を経て生合成されますが、私は特に2ステップ目の反応を触媒するprenyltransferase(プレニル基転移酵素:PT)に着目し研究を行っています。PTによって化学修飾された化合物は、その活性が飛躍的に上昇することが知られています。私はこれまでの研究で、大麻PTが新規化合物を合成する驚異的な触媒能力を有することを見出しました。
近年、欧米各国では医療用カンナビノイドが承認され始めています。本研究により新規カンナビノイドの効率的な生産法が確立できれば、医療用カンナビノイドの安定的な供給が実現するだけでなく、新たな治療薬の開発にも繋がることが期待されます。