自己紹介・研究目的
令和4年度修了/ ■SPRING事業 採択学生紹介
薬学専攻
令和4年度 大学院入学
牧 俊人
マキ タカヒト
アルツハイマー病におけるアミロイドβの立体構造に着目した毒性発現機序の解明
医学薬学教育部薬学専攻 博士後期課程4年の牧俊人と申します。神経変性疾患への興味があったため、博士課程に進学しました。
私の研究目的はアルツハイマー病の原因であるアミロイドβタンパク質(Aβ)の毒性発現の仕組みを解明することです。私たちの研究チームはこれまでにAβが毒性を発現する立体構造を特定し、毒性コンホマーと名付けました。しかし、毒性コンホマーが生体機能に与える影響については未だ明らかになっていません。そこで、毒性コンホマーの産生を誘導する遺伝子変異を組み込んだアルツハイマー病モデル動物であるNL-P-Fマウスを作製しました。私はNL-P-Fマウスの健常から疾患発症、疾患後期までの表現型を継時的に調べることで、アルツハイマー病の病態形成へ毒性コンホマーがどのように関与するかを調べています。本研究により、アルツハイマー病におけるAβ毒性発現機序を解明することで、抗Aβ療法の発展に貢献することが期待されます。
私の研究目的はアルツハイマー病の原因であるアミロイドβタンパク質(Aβ)の毒性発現の仕組みを解明することです。私たちの研究チームはこれまでにAβが毒性を発現する立体構造を特定し、毒性コンホマーと名付けました。しかし、毒性コンホマーが生体機能に与える影響については未だ明らかになっていません。そこで、毒性コンホマーの産生を誘導する遺伝子変異を組み込んだアルツハイマー病モデル動物であるNL-P-Fマウスを作製しました。私はNL-P-Fマウスの健常から疾患発症、疾患後期までの表現型を継時的に調べることで、アルツハイマー病の病態形成へ毒性コンホマーがどのように関与するかを調べています。本研究により、アルツハイマー病におけるAβ毒性発現機序を解明することで、抗Aβ療法の発展に貢献することが期待されます。