自己紹介・研究目的
令和8年4月入学/ ■SPRING事業 採択学生紹介
サスティナブル地球環境学プログラム
令和8年4月 大学院入学
山澤 泰
ヤマサワ タイ
地表性小型哺乳類の越冬生態の解明:モグラのトンネルにおける共同利用から迫る
富山大学大学院・理工学研究科・博士後期課程1年の山澤泰です。私はネズミやモグラなどの小型哺乳類の自然史や生態学研究に取り組んでいます。ネズミは種子・菌類の散布者や食物連鎖の繋ぎ役として機能し、森林生態系を支えます。そのような生態は、活動が活発になる春から秋にかけて詳しく調べられてきましたが、積雪の伴う冬においては観察が難しく、多くが未解明のままです。冬眠しない彼らにとって、冬は餌資源も乏しく厳しい時期です。地表性小型哺乳類がいかにして冬を乗り越え、春以降の活動に繋げているかを知ることは、森林生態系が維持されるしくみを理解する手がかりとなります。私はこれまでの野外調査から、彼らがモグラのトンネルを越冬に利用しているのではないかと予想しています。そこで、地下部にカメラトラップを設置するという独自に開発した手法を用いて、地表性小型哺乳類の越冬生態を解明します。